ロボット技術の進歩にともない,自律ロボットが人間の代わりに働くことが期待されている.そのような自律ロボットは,複数のタスクを行うことができれば効率的であり,本研究ではそのタスク選択手法を扱う.提案手法は,タスクの達成度を考慮に入れ,それぞれのタスクを行うロボットの数のバランスをとる.シミュレーションによる実験により,様々な条件において,提案手法が既存手法よりも,満足できない状態を少なくする点において優れていることを示した.
Kentaro Ishii, Michita Imai.
Collaborative Task Casting: A Task Selection Technique for Multi-Task Autonomous Robots.
SICE Journal of Control, Measurement, and System Integration, Vol.6, No.2, pp.157-165, March 2013.