レーザポインタは,正確に実世界の位置を指し示すことができるため,ロボット操作のユーザインタフェースとなりうる.しかし,既存のロボットに対するユーザインタフェースとしては,対象物体の選択のみに用いられており,その可能性を研究しつくしたとはいえない.本研究では,レーザの軌跡にストロークジェスチャの認識を用いることにより,対象物体の選択のみではなく,仕事の種類・対象位置もロボットに指示するユーザインタフェースを提案する.初めて提案インタフェースを使うユーザによるユーザスタディを行い,インタフェースの改善を行った.最終デザインを利用したユーザは,10分以内にシステムの使いかたを覚え,ロボット操作の課題を達成することができた.
Kentaro Ishii, Shengdong Zhao, Masahiko Inami, Takeo Igarashi, Michita Imai.
Designing Laser Gesture Interface for Robot Control.
The 12th IFIP Conference on Human-Computer Interaction, Lecture Notes in Computer Science, Vol.5727, pp.479-492, August 2009.
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