本研究では,アバタを利用した遠隔コミュニケーションシステム PROT AVATAR を提案する. PROT AVATAR によるコミュニケーションでは,アバタの操作者の映像を遠隔地に投影するため,表情により感情を伝えることができる.また,アバタの操作者の音声は,超音波式指向性スピーカによって投射され,アバタの位置から聞こえてくるように知覚できる.さらに,アバタの操作者にとっては明確ではない,アバタの投影に適切な位置をシステムが自動で計算するため,アバタの操作者は投影位置を考えることなく遠隔の環境内を指し示すことができる.
(Invited) 石井健太郎, 谷口祐司, 大澤博隆, 中臺一博, 今井倫太.
投影型遠隔コミュニケーションにおけるユーザとアバタの視点の一致.
情報処理学会論文誌, Vol.54, No.4, pp.1413-1421, April 2013.
Kentaro Ishii, Yuji Taniguchi, Hirotaka Osawa, Kazuhiro Nakadai, Michita Imai.
"Merging Viewpoints of User and Avatar in Automatic Control of Avatar-Mediated Communication".
The 1st International Conference on Human-Agent Interaction, I-2-3, August 2013.
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石井健太郎, 谷口祐司, 大澤博隆, 中臺一博, 今井倫太.
身体性遠隔コミュニケーションにおけるユーザとアバタの視点の一致.
インタラクション2012, pp.49-56, March 2012.
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